Special feature
海底熟成酒
会津の「清酒」を佐渡の「海」で熟成
令和5年6月16日から約1か月半、佐渡市小木地区にて、会津の「清酒」を佐渡の「海」で海底熟成する「海底熟成酒」の実証事業を実施しました。
本事業は、佐渡金山の世界遺産登録を見据え、会津の「清酒」と佐渡の「海」という両地域の強みを掛け合わせた「今までにない旅行商品」を造り上げるためのものです。
海底熟成酒とは?
「海底熟成酒」とは、その名の通り、海底でお酒を熟成することです。一般的には、海の水温や、紫外線が届きにくいなどの暗い海底環境がお酒を貯蔵するのに適していると言われています。
貯蔵する佐渡、「小木地区」の海は、冬でも山で北風が遮られ、比較的落ち着いた海域であることから、海底熟成には最高で最適の場所です。
「コブダイ」が見守る? 熟成酒
海底熟成の舞台となっている「小木」の海は、有名な青の洞窟も近く、佐渡で人気のダイビングスポットにもなっているのです! 運が良ければ、大きな”おでこ”が魅力的な「コブダイ」に出会えるかも…!?もしかすると、大切な熟成酒を守ってくれていた守護神は「コブダイ」なのかもしれません・・・。
計3回の引き上げを行いました
6月30日、7月16日、7月27日の計3回、海底熟成酒の状態を確認するために引き上げを行いました。
海底に固定していたケースをロープで繋ぎ、引き上げるという作業が、海のプロの方々のお力をお借りして無事終了し、3回中3回とも瓶の割れ、漏れもなく大成功の結果となりました。
気になるお味は…?
「熟成によりやや酸味が増し、冷やして飲めば夏にピッタリ」「まろやかで、まるで白ワインのような味わい」など、実際に味わった方からは大好評いただきました。
実は、海底熟成は、波の微振動が得られるため、お酒がまろやかな風味になると言われているのです…。
今回は、実証的な事業でしたが、令和6年度に商品化予定の会津・佐渡を2泊3日で巡る「ラグジュアリー」で「特別」なツアーの旅”ナカ”で楽しんでもらう予定です。
See you next time ・・・