Sado-Kinzan

佐渡金山

世界遺産登録間近! 佐渡島の金銀山

佐渡金銀山とは?

日本海に浮かぶ「佐渡島」は、昔から金や銀がとれる島として知られており、平安時代から砂金がとれていた西三川砂金山、安土桃山時代に島で最大の銀山だった鶴子銀山、そして日本最大の金銀山である相川金銀山など島内には55もの鉱山があり、それらを総称して「佐渡金銀山」と呼んでいます。

なぜ「世界遺産登録」にふさわしいのか?

佐渡金銀山は、江戸時代からの約400年間に金78トン・銀2,330トンを産出し、まさに日本最大の金銀山でした。
現在も「史跡 佐渡金山」には、長い歴史を物語る数々の遺構が豊かな自然の中に溶け込み、至るところに残されています。約400年の先人たちの営みや、鉱山技術、生産システムの変遷のほぼずべてを見ることができるのは、世界でも例がない大変貴重な遺産であり、世界の宝物なのです。

知っておきたい周辺の見どころ紹介!

—— 佐渡金銀山のシンボル!「道遊の割戸」

江戸時代に人々が争って地表の鉱石を堀り合い、巨大な金脈を掘り進むうちに山が真っ二つに割れてし まった「道遊の割戸」。
佐渡金銀山の中でも開発初期の採掘地とされる露天堀り跡で、山頂部の割れ目は幅約30m、深さ約74mにも達します。これが人力とは、信じがたいですね…。

—— まるで天空の城ラピュタ!?「北沢浮遊選鉱場跡」

佐渡金銀山から車で約5分ほどの場所にある、日本で初めて金銀の抽出の実用化に成功した施設が「北沢浮遊選鉱場」です。
神秘的なパワーを感じさせる昼間の景観も素敵ですが、期間限定で行っている夜のライトアップでは、普段は見ることができない幻想的な景観を目にすることができ、感動すること間違いなしです。

北沢浮遊選鉱場跡
北沢浮遊選鉱場跡
北沢浮遊選鉱場跡

—— 佐渡の伝説!「弁慶のはさみ岩」

佐渡金銀山から車で約5分ほどの場所では、巨岩と巨岩の間に、くさび型の岩がすっぽりと挟まっている景観が見られます。
これはその昔、佐渡弁慶ら山伏一行が相川から金北山へ修行に行く途中に、待ち伏せしていた鬼に力比べを挑まれ、怪力自慢の佐渡弁慶が投げ飛ばした岩だと伝えられています。落ちそうで落ちない合格祈願スポットにもなっている、まさに「奇跡の岩」です。

弁慶のはさみ岩

このとおり、魅力は「佐渡金銀山」だけではありません。
「佐渡金銀山」の世界遺産登録目前の絶好のこの機会に「佐渡金銀山」へお越しいただき、400年のタイムトラベルを感じてみませんか…♡